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映画「ナイトミュージアム」

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映画「ナイトミュージアム」

8月12日から、「ナイトミュージアム2」が公開されますね。ストーリーは、ワシントンにある世界最大の博物館スミソニアンの倉庫に、前作でおなじみの「魔法の石板」が運び込まれてしまったため、博物館のあらゆるものが生命を得てしまった、というもの。キャストは、前作と同じくベン・スティラー(ラリー・デリー役)、オーウェン・ウィルソン(ジェデダイア役)、ロビン・ウィリアムズ(テディ・ルーズベルト役)、他にも前作と同じ出演者に加え、新顔(おそらくヒロイン的存在)として、エイミー・アダムス(アメリア・イヤハート役)等が出演してます。

この映画の公開を記念して、前作「ナイトミュージアム」のあらすじ、ストーリーの触りを紹介して、評価したいと思います。

「ナイトミュージアム(Night at the Museum)」は、2006年(日本では2007年)に公開されたアメリカ映画です。日本では、4週連続で興行成績1位を記録したという、話題作ですね。


あらすじ。
主人公ラリー(ベン・スティラー)は、定職に就かず事業を起こしては失敗し、挙句の果てには離婚してしまい、愛する息子のニック(ジェイク・ジェリー)とさえ一緒に暮らせないという、寂しい生活を送っていた。次第に息子の心が自分から離れて行ってしまうのを危惧したラリーは、職探しの末、自然博物館の警備員として働くことになった。しかし、その博物館では、夜になると展示物が動き出すのであった。危険な目に遭いながらも、偉大な父親としての姿を息子に見せるため、何とか警備員としての職務を全うしようとするラリーだが…。

評価。
「夜になると展示物が動き出す」というアイデアは面白い。しかし、そのアイデアを活かしきれていない、という感じです。個人的には、ベン・スティーラーやオーウェン・ウィルソンは好きなのですが、こういった人たちを含め俳優の演技、そして高質のCG映像によって支えられている映画、という感じです。アイデアはいいだけに、脚本や演出の質がコメディ映画レベルでイマイチなのがもったいない。でも、細かいところを気にしなければ、楽しめます。

ストーリー展開は悪くない。伏線の張り方も妥当だし、登場人物の性格や背景も描ききれているが、なんとなくスタンダード過ぎて面白みがない。ま、そういうことを目的としている映画でもないのだが。

また、コメディなのか、ファンタジーなのか、アドベンチャーなのか、そのあたりの方向性が曖昧。それらの融合としてもいいのだが、いずれにしても中途半端な印象。コメディとして笑えるシーンは少ないし、アドベンチャーとしては、ハラハラするシーンは最初の方だけ。また、設定でも多少無理な部分が多い(館長が、夜に展示物が動き出すことを知らない、等)。

映画としての出だしは良好。そのときのワクワク感やドキドキ感を映画が終わるまで持続させてくれると良かったのだが、無駄なコメディや強引な展開がそれを台無しにしてしまっている。スピルバーグだったら、どんな感じに仕上げただろう、と感じずにはいられない。

ダメだしが多くなったが、話題作ということもあり、見る価値はある。また、細かいことを考えるような映画でもない。矛盾点などにこだわらず、ベン・スティラーや展示物のコミカルな演技や映像を楽しめたらいいと思う。子供向けの映画だが、大人も子供と一緒に楽しめるだろう。そういう意味で、ファミリー向けの映画といえる。

私の評価では、5段階評価(5が最高、1が最低)で、3.5の評価です。
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著者プロフィール

HN:
けんたろう
性別:
男性
自己紹介:
大阪在住の映画・ドラマ評論家が、勝手なことを書いております。お付き合いください。